転職活動を始めるときには自分のことだけを考えてはいけません。様々な職業の中でも、看護師の市場は開けていて売手市場になっているのは確かですが、必ずしも理想的な待遇で新しい職場をすぐに見つけられるとは限らないからです。
独身の場合には自分のことだけを考えてもそれほど差し支えないかもしれませんが、家族がいるのなら相談しておいた方がベターです。転職したいという強い意志を持っているとしても、承諾を受けることはまず大切です。
もし職場を変えた結果として引っ越しをする必要が生じると、大きな影響があるのは明らかです。同じ場所から通えるとしても、勤務時間に違いが生じると家庭生活に違いが生まれるのは確かです。それが自分だけでなく家族の生活リズムにも影響を与えてしまうため、予めよく相談して転職先での勤務条件についてよく吟味しておくことが欠かせません。
そして、引っ越しを許容してくれるかどうかも考慮しておくのも重要です。いかに看護師の需要が高いとはいえ、通える範囲で職場を探そうとすると候補は限られてしまいます。その全てに応募してみて失敗してしまうというリスクも考えて、そのときにどうするかも相談しておくのが重要です。
また、その相談の結果に応じて退職してから転職するか、採用されてから退職するかも決めなければならないでしょう。先に退職していた方が採用に有利になるのは確かですが、それで収入が途絶えることが大きな問題になる場合もあります。具体的な行動を起こす前に、まずは家族に相談するのが先です。